D-EGGS PROJECT 提供アセット第2弾は、全国農業協同組合連合会広島県本部様の「JA西日本営農技術センター(実験・研究農)高坂稲作実証圃を活用した実証実験事業」。
■提供主体
全国農業協同組合連合会広島県本部
■提供可能なアセット(フィールド、テクノロジー、サービスなど)について
名称
JA西日本営農技術センター(実験・研究農)高坂稲作実証圃を活用した実証実験事業
内容
東広島市河内町入野にある、JA全農ひろしまが持つ営農技術拠点。
野菜を中心とした2.2㏊の実験・研究農場で、パイプハウス25棟(約2a/棟・加温設備のあるハウス4棟)と露地圃場27区画にて、年間を通じた野菜等の試験栽培を行える。
また、稲作については、三原市高坂町にある2.4㏊(11区画)の水田にて実証試験等を行う事ができる。
ご提供の背景
農家の高齢化と深刻な労働力不足、また農業技術の継続的な継承が困難になるなど、農業が直面する喫緊の課題に向け、ICT等を活用した「スマート農業」技術が注目されている。
しかし、現在、普及しつつある「スマート農業」技術は、北海道や東北のような大規模経営や高度施設園芸での導入に向けた高額なものが中心であり、中山間・島しょ部が多く小規模な農地・経営が中心の広島県農業に適したものは限られている。
また、「スマート農業」技術の普及の一翼を期待されるJA営農指導員についても、業務内容の多角化や広域化に加え、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、従来のような営農指導のスタイルが維持しにくくなっている。
ご提供により期待すること
実践的な規模での実験農場の機能を活用した、広島県農業の持つ諸課題(過疎化・高齢化に伴う人手不足解消や省力化、営農技術の継承のサポートなど)解決の芽出し。
■提供における条件・注意点など
提供可能な期間・時期等の制限
特に時期に制限がありませんが、稲作については4月~10月が栽培期間となります。
その他特筆すべき制約条件など
事業の本来の目的である試験栽培等に支障がない範囲となります。