D-EGGS PROJECT 提供アセット第4弾は、尾道市の「公共交通を活用した実証実験事業」。
■提供主体
尾道市
■提供可能なアセット(フィールド、テクノロジー、サービスなど)について
名称
尾道市の公共交通を活用した実証実験事業
内容
尾道市は、緑豊かな中山間地域から尾道水道周辺地域を経て独特の多島美を有する島しょ部に至る様々な地域特性を有しています。このようなことから、尾道市の公共交通は、鉄道・路線バス・タクシーからなる陸上交通や旅客船・フェリーの海上交通等の多様な交通手段で構成されています。
ご提供の背景
尾道市の公共交通においては、利用者の減少による収支の悪化や、人口減少、少子高齢化の進展に伴う運転手不足など、公共交通の維持継続が大きな課題となっています。
このような中、中山間地域においては、運転手不足による路線バスの廃止を受けオンデマンドの乗合タクシーを導入したところであり、今後は、IoT技術を活用した運行の効率化や利用促進に向けた利便性の向上の仕組みづくりも必要となってくると考えています。
また、現在、尾道市街地及び島しょ部の瀬戸田地域で環境配慮型モビリティであるグリーンスローモビリティの実証実験にも取り組んでおり、尾道市全体としても、既存の交通手段に捉われない新たな移動手段の検討や、ICカード化、鉄道・バス・船にグリーンスローモビリティを加えた多様な交通モードをシームレスに接続させるMaasへの展開も必要であると考えています。
今後は、高齢化が更に進むことが想定され、特に高齢者の移動支援としてラストワンマイルの移動手段の構築が求められています。
ご提供により期待すること
公共交通を維持継続させ移動手段を確保することはもちろんであるが、地域住民と共に公共交通の在り方を検討し、新たな公共交通の構築に繋げていくことを期待する。